練習するようになる子どもたち

こんばんは!
長崎県大村市の音楽教室、ミュージックルームティーノート主宰の田副智子です(^-^)

2019年に大村市に引っ越して来ましたが、コロナの影響ですぐには生徒募集ができず、2020年6月から募集を始めました。

始めはぼちぼちやっていくしかないかな、と思っていましたが、思いがけずたくさんの方に来て頂けるようになり、4月現在で16名の生徒さんがご入会下さいました✨パチパチ
もともと出張レッスンなどしていた3名と合わせて合計19名です。
智子先生まだまだ頑張りますよー!!💪


さて、今日はそんな新しくご入会頂いた子達のお話です。
ご入会頂いたうち7割が初心者、3割が経験者、という感じなのですが、その3割の経験者の子達はほとんどが「練習しないし、上達もしていない。」と保護者の方が困り顔で連れて来られた子達です。

その中のAちゃんもその1人でした。
お母さんは「練習は全くしない。もう辞めようかと迷っている。」とうちに連れて来られました。
体験をしたところ楽しかったようでご入会😊

さて、Aちゃんはどうして練習しないのかな、としばらく様子を見てみました。
そうしたらなるほど、理由がわかってきました。

Aちゃんは小学校中学年でピアノ歴は1年ちょっとだそうですが、音符は読めない、リズムはわからない、練習しないのでもちろん指は動かない状態でした。
これでは練習なんてするはずありません。私は早いとこ楽譜を読めるようにしてあげようと思いました。

お母さんから、前の教室で怒られながらリズムをお勉強していたと聞いていたので苦手意識があるかもと思ったので、リトミックを使って楽しく音符やリズムのお稽古をしました。

楽譜が読めるようになるまでの間は私が弾いて、それを覚えて弾く。そして必ず弾けるようにしてお家に帰しました。

それでもAちゃんは数ヶ月は練習してきませんでした。

それでもある時、ずいぶん読めるようになってきたので「さぁ、テキストのこの新しい曲、ちょっと初見で弾いてみよう」と言ってみると、Aちゃんはスラスラと読んでさらにしっかり弾いてくれました。
私は「Aちゃん、読むのが早いね」と声をかけました。もちろん本心で言いました。私はお世辞は言わないと決めています😌
リズムや音符のお稽古はしていたとはいえ、この短期間でよくこんなに読めるようになったと感心したのです。本人にもそう伝えました。

そこからAちゃんは変わりました。
初見で何か弾く時、ものすごい集中力で読むようになったのです。
まるで私が言った言葉は本当だったと証明したいかのように!!笑

それからは、「この曲、来週弾くから自分で読んで弾いてみてくれる?わからないところはあるかな?」「ないです。」とやりとりをして、次の週にはしっかり練習してくる子になりました。

その子に何が必要なのか、どうしたら音楽を楽しめるのか、しっかり見極められる先生でいたいと再確認できる出来事でした✨✨

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