リトミックをするとこんな力が育つ(幼児編)

2021年04月19日 15:00

こんにちは♪
長崎県大村市の音楽教室、ミュージックルームティーノート主宰の田副智子です(^-^)

昨日はブログお休みさせて頂きました笑
あ、早々にサボってる、なんて思われたかしら笑
休みは休もうと思ったわけです😁



さて今日はリトミックをやるとこんな力が付きますよ、というお話です✨


リトミックで身につく力は本当に様々あります。
集中力、思考力、協調性、書き出しきれないほどにあります。
私はリトミックを教えるようになって10年以上になりますが、子どもたちを見ていると「生きるために必要な力」が付くと感じています。

大袈裟なようですが本当です。


リトミックの重要な項目で即時反応というのがありますが、音楽に合わせて歩き、音楽が止まればストップ、走る音楽になれば走る、という具合に言葉ではなく音楽で動きを支持し、それを聞いて動く、というものです。

聞いていないととっさに動けないのでしっかり音に耳を傾ける集中力と、ジャンプや反対周りなどのお約束も増えていくので記憶力、そしてそれを行動に移す行動力なども必要になります。

子どもたちはまるで遊んでいるかのようなその項目の中でそれらの力を自然と身につけていきます。

また絵本を読むなど、座って行う項目もたくさんあります。

1、2、3歳くらいのクラスでは初めのうちはすぐに立って絵本を持っている私に寄って来ます👶🏻
でもそれでは他の子が見えなくなったり、次に進めなくなりますので「あ、お座りしてないとなくなっちゃうんだよ。」と私は絵本を背中に隠します。
そうすると、子どもたちは急いでママのお膝に戻ります。そしてまた立って、私は絵本を背中に隠す。そうやりとりしているうちに「私が立つと絵本が見れなくなっちゃうんだな。」と子どもたちも認識して、いつしかきちんとお座りして見るようになるのです。
この力は小学校に入って授業を聞くためには本当に大切な力ですよね。小さいうちに身につけてあげるととても良いと思います。

クラスが始まったばかりの頃は、絵本中にウロウロする子がたくさんいたりしますが、少し経つとみんなきちんとお座りして見るようになるのでお母さん達も驚きます。


またこんなことも起こります。
北九州にいる頃、市民センターでリトミックをしていました。1、2歳の子がほとんどのグループレッスンです。
ある日フープを使うレッスンでのこと。
私はわざとに色々な色のお道具を持って行くのですが、私はこれがいい、僕はこれ、と選ぶ力、つまり判断力なども付けたいからです。

でもAちゃんとBちゃんが同じピンクのフープが使いたくて取り合いになりました。
「ごめんね、今日はピンクがひとつしかないの。どうしようか。」と話したところ2人もしばらく黙っていました。Aちゃんは泣いています。
そしたらBちゃんが「どうぞ」とAちゃんに渡してあげるではありませんか!
お母さん達からは「おぉ!」とどよめきが起こりました笑
泣いていたAちゃんは「ありがとう」と受け取ります。
「Bちゃんありがとう。優しいね。」と私は声をかけました。でもこのままではAちゃんが罰が悪い感じになるかもと思ったので「じゃあ今度フープを使う時はBちゃんにピンクを貸してあげたら?」と声をかけたら、Aちゃんは「うん。」と頷きました。次の週は別の子がピンクを使いたいかもしれないのでこっそりピンクを多めに持って行ったりします笑

次の週は、Aちゃんは忘れずにBちゃんにピンクを渡していました。Bちゃんが今週もピンクを使いたかったかどうかはわかりませんが笑
でもBちゃんは「ありがとう」と受け取っていました。
2人ともとても嬉しそうです。もちろんお母さん達も🤗🌸


リトミックでは人間力、つまり協調性や人を思いやる力も付けると思います。
お母さんと、お友達と、先生と、という具合に必ず誰かと一緒にやる項目ばかりだからです。
自分の世界だけでやっていては上手くいきません。自分以外の世界で色々なことを学び、子どもたちは育っていくのです。

まだまだお伝えしきれないですが、今日はこの辺で。リトミックってこんな感じなのかと少しだけ伝わると嬉しいです✨✨

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