演奏が今ひとつ整わない時は

こんにちは♪
長崎県大村市の音楽教室ミュージックルームティーノートの田副智子です(^-^)


今日は演奏についてのお話🌸


レッスンで子ども達の演奏を聴いて、指はちゃんとその通りに弾いてるのに今ひとつ上手に聴こえない、という時があります。


そんな時、子ども達は間違えてはいないのでこれで合格でしょうと思っています。


こんな時に「もう一度お家で弾いて来てね。」なんて言って弾き込ませた所で上達しません😫


そういう時は大抵、拍子感がわからず弾いていることが多いようです。


2拍子なら1、2、1、2と進み、3拍子なら1、2、3、1、2、3と進む。
当たり前のことで子ども達もしっかりわかっていることなのですが、演奏となるとそのことが頭から抜けてしまうようです。


そんな時は2拍子なら1、2、1、2と手拍子しながらメロディーを歌います。

この時のポイントは1だけ手を打つことです。
1は打って2は大きく丸を描くように動かし、また次の1で手を叩く。

文章で書くと難しい…
伝わるでしょうか?笑


1も2も打つとそれは拍子ではなくなってしまうんです。
2拍子なら2個分のボール、3拍子なら3個分のボールの大きさになって拍子は進むのだ、ということが頭ではなく感覚に入っていく必要があります。

そしてこの拍子の空間の中にどんな風にメロディーが入ってくるのか。
それを歌でもう一度確認するのです🌱


私は今の説明は子どもには一切しません。
ただ拍子を打ちながらその曲を歌います♪

それを1回するだけでもその子の演奏がガラリと変わります💮


そして面白いのがガラリと変わった後の子ども達の顔です😁
「どうしてこんなに弾きやすいの❓なんか弾きやすくなった❗️」と驚かれたことがあります。


「先生魔法をかけたんよ😁」

と言ったら「えー」とまたこの人ふざけたこと言ってるわと思っていそうな顔をしてましたけど笑


演奏の上手い下手は、指がたどれていたらそれでいい演奏になっているわけではない、ということ。
そしてそれを自覚するのは本当に難しいです。


弾けてるやん。
って思うんですよね。


でも、音楽ってもっと奥が深くてそこを知るともっと気持ち良く演奏できて、もっと楽しくなるんだよってことを教えたいです。


そのためには魔法の数を増やさなくては、と日々研究中です🪄✨

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