お絵描きが嫌いな理由

こんにちは♪
長崎県大村市の音楽教室ミュージックルームティーノートの田副智子です(^-^)


今日は子どもの苦手について🌸


リトミックのお道具、おさんぽのーとというものがあるのですが、シールを貼ったりお家で色塗りしてきてね、なんて宿題を出したりします。
お母さんがお仕事で忙しい家庭はレッスン内でしたりもします。


そんな中でたまにそういった活動をしたがらない子がいます。


書いたり塗ったり貼ったりするのをしたがらない子✏️🌀


お母さんはしたがらないからこういう活動が嫌いなんだな、と思いがちです。


でも実はそうではありません☝️✨


子どものできない、しない、には発達の関係が隠れていたりします。


例えばお絵描きに関して言えば、まず手首の返しがうまくできないため、色塗りのような手を上下左右に動かすことができない。そんな原因があります。


そんな子は色んな手の動きを体験してもらいます。
握って開いて、ちょうちょの様にひらひら、お星さまのキラキラ、手をグーにしてぐるぐるかいぐり運動、など様々な動きで手首の運動を体験します。


これをご家庭でするとすれば、そうですね、ただするだけではつまらないので童謡などに合わせてやってみてはどうでしょう?


それからもう一つ、とても重要なのですが手と目の協応ができていないということです🔑✨


手と目の協応とは目から伝わった情報を手の動きで適切に処理する、というものです。


お絵描きに関していえば、自分が書くものに対して目で線を追いかけることができなければ上手に書くことができません。


この目で追いかける、ということが意外にも子どもたちには難しいのです。


赤ちゃんのベッドメリーのような動くものを目で追いかけさせるおもちゃは、実はとても発達に重要なわけです。


目で追いかけるトレーニングは眼球運動が必要です。


ボールなど動くおもちゃでたくさん遊ぶことも楽しくていいと思います。
小さなお子様はビニール袋で風船を作って風船バレーおすすめです。


そんなこんなでお絵描きの準備が整ってくるわけです。ここまで一苦労😅


おさんぽのーとをしたがらなかった2歳さんコースの男の子。

お母さんに紙にグルグルをたくさん書かせてみてくださいとお願いしました。クレヨンで好きな色でいいよと声かけしてとにかくグルグルグルグル。

書くべき線が決まっているページも、好きに書いてきてねと声をかけました。


そうして何週間続けたある日、ダイナミックな作品を持って来てくれました🌱


自転車の車輪の所に丸いシールを貼るページなのですが、色々なものを書いてくれています。💮


「これ何を書いてくれたの?」
と聞くと
「これはね、みち。それでこれはくも。ここのみちがこうなってね、こっちにいくんよ!」
とたくさん説明してくれました笑


ほんの数週間前までちっとも描きたがらなかった子。その子がほんの少しのことをさせただけでこんなにも変わりました。
それ以降、その子はお絵描きがすごく上手になってきました。

今はグルグル書きを卒業させるために絵描き歌をやっています。


子どもの苦手には原因があるかもしれません。
いつも心に留めてお子様を見つめてあげて下さい


楽しい子育てになりますように✨ 

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