こんにちは♪
長崎県大村市の音楽教室ミュージックルームティーノートの田副智子です(^-^)
え!?もう9月?ブログサボり過ぎじゃない?と思って慌てて書いています😅
これからはもう少しまじめに書きます💧
さて、我が教室は絶賛発表会前です🌸
子どもも大人もワタワタしております笑
私は大村市で教室を始めてまだ2年ほどですので、参加者はほぼ全員発表会初参加の方ばかり。
発表会って慣れれば、練習のペースも掴めて来てそこまで大変な思いはしなくて済むと思いますが、初参加の方は見えないプレッシャーや練習がうまくできなかったりで苦労する方もいらっしゃいます。
うまく行くコツは、やはり早いうちから少しずつ真面目に取り組むこと。
まだまだ時間があるからとサボり過ぎていては、後半ドカンと頑張らなくてはならなくなって大変な思いをします。
夏休みの宿題と同じですね笑
だけど、大変な思いをした人も、コツコツ頑張ってなんなくクリアした人も、発表会に出た後楽しみにしていて欲しいなと思うことがあります。
1つ目は発表会に参加する前と後では格段に実力が変わっていることです。
本人も親御さんも夢中で頑張って気づかないと思いますが、発表会が終わった後通常のレッスンに戻って元々やっていたテキストに戻るとみんなハッとします。
「簡単や」
そう、元々のテキストが簡単になるのです。
発表会の曲はいつもより少し難しいものを時間をかけて練習します。
楽譜を読むのも大変ですし、弾きこなすのだって難しいです。
それを一生懸命取り組むのだからそりゃあ実力が上がります。
2つ目は大変なことに取り組む粘り強さを身につけます。
いつものレッスンなら、すぐにあきらめたり練習しなくなったりする子も、発表会があるのだからと途中で諦めるわけにはいかなくなります。
実際私も普段のレッスンでここまで求めると子どもも嫌になるよなぁ、ということも発表会の時は少しレベルの高い技術を要求してレッスンしたりもします。
こういう時には嫌にならずに頑張ってくれるからです。
実際子ども達はどんなに大変でも、やっぱり最後までやり抜きたいと考える子ばかりのようです。
そうして、できないことにも何度もチャレンジして目標を達成する経験を得ます。
3つ目。
これが意外と大きいような気がしますが、ご家族との思い出が残ることです。
1人で黙々と練習ができる子は別ですが、初参加の子や小さなお子様の場合はどうしても保護者の助けが必要になります。
その分保護者としては大変だと思いますが、子どもにとっては大変大きな思い出になるようです。
以前北九州で行った発表会の時に、ちっとも練習しない男の子がいました。
発表会も近づいてきて、これはもう間に合わないというところに来たのでお母さんに練習を少し助けてあげられないかとお願いしました。
その次の週からその子は「ママと練習してきたんよ。」と私に報告してくれるようになりました。
そして漏れなく「怒られて練習の時泣いたんよ。」と毎回報告してくれるようになりました笑
「でもその分すごく上手になってるよ。ママと〇〇くんの頑張りのおかげやね。」と話すと嬉しそうでした。
その子の舞台は大成功。
でも大成功はまだその先にありました。
数年後、その子がふと言いました。
「また発表会がある?」
私は「あるよ。出たいの?」と聞きました。
泣きながら練習した経験があるので出たくないから聞いてるのかなとも思いました。
でもその子は「うん、出たい」と答えました。
流した涙より舞台でもらった拍手の方が嬉しかったんだなぁと思い、私も嬉しくなりました。
試しに「でもまたママに怒られるかもよ?」と聞くと「うん、でも頑張るよ」とその子は答えました。
ママのおかげでその子の思い出は素晴らしいものになりました。
そしてママに怒られたことも、一緒に練習したこともその子はずっと覚えているんだろうなと思いました。